Michie Yamaguchi
<略歴>
☆札幌南高校卒業
☆ニューヨーク州立大学Stony Brook校(生化学専攻)進学/卒業
☆同大学院、分子生物学研究室修了
☆経済産業省にて、化学物質規制関連の条約交渉を担当
☆コンサルティングファームにて、データアナリティクスを含めた経営戦略を担当
☆2018年来星後、AI分析を含めたアプリ開発に従事
☆2021年、STEM教育の先にあるコンピュータサイエンスを広めるべく、子供向けプログラミングの「STEM教育×プログラミング理論」を構築し、オンラインクラスを開始
<資格>
英検1級
TOEFL 110
TOEIC 990
ファイナンシャルプランナー2級
日商簿記2級
Gogle認定トレーナー
日本の子供達が、世界に羽ばたく未来を
皆さん、こんにちは。
私は、高校まで日本で過ごし、その後、アメリカニューヨーク州の州立大学に進学しました。
アメリカの大学を選んだ理由は、「やりたいことが分からなかったから」が大きな理由でした。
日本の教育は、世界的にレベルが高く、教養を身につけるうえで、とても素晴らしいシステムを有しています。ただ、私が大学生だった十数年前に、圧倒的な違いを感じたのは、教育のレベルではなく、IT教育、いわゆる、コンピュータサイエンスの領域の教育は、アメリカやその他欧米諸国が圧倒的に実践的かつ進んでいたと感じます。
私の専攻は、コンピュータサイエンスではなく、生化学で、いわゆる基礎研究と呼ばれる、人体の細胞の構造やメカニズムを主に勉強していましたが、学部在学中から、その知識を勉強するだけではなく、当時から、必須で、コンピュータサイエンス専攻の子たちと混ざって、プログラミングを学んだり、実際にアプリを作ったりする実践型の専門教科が主流になっていました。また、「自分の開発したい研究材料をビジネス化するにはどうしたら良いのか」ということを教授陣にプレゼンし、実際に投資家と話す機会もありました。早い段階で、このような経験ができたのは、とても貴重だったと感じます。
その後は、中央省庁で、化学系知識を活かした条約交渉等を担当したり、コンサルティングファームに転籍後は、データアナリティクス(分析)を使った経営戦略を立てたりしてきましたが、大学や大学院時代に鍛えられた、コンピュータサイエンス的な思考やスキルが、思いがけなく役立つことになりました。
たとえ、専門が違ったとしても、論理思考力を鍛え、それを実装するためのプログラミングスキル等がある場合と無い場合だと、どうしても、海外勢に比べて、生産性が落ちてしまうのです。日本の教育レベルは、世界で屈指であり、努力家な人が圧倒的に多い一方で、海外勢に押されてしまう要因の大きな一つは、「コンピュータサイエンス」を身につけていないからだと私は強く感じます。
現在は、大人向けのプログラミング講座やコンピュータサイエンスプログラムは、東京大学をはじめとして、無料で公開されるようになったりと、環境が整いつつあります。
しかし、子供達用のコンピュータサイエンスを見据えたプログラムは、十分に構築されているとは言えず、微力ながら、私もその構築に貢献できればと考えています。いずれは、NPO法人として、誰でも無料で、コンピュータサイエンス的な思考やスキルを身につけ、世界に羽ばたく子たちが増えることを信じて、「日本版STEM教育×コンピュータサイエンス理論」を構築していきたいと思います。
Shift 山口